東海国立大学機構 名古屋大学(大学院情報学研究科:小川准教授)と株式会社結の樹(住宅型有料老人ホーム結の樹 代表取締役:丸山隼人)は、在学中の大学生が施設入居している高齢者と対話を通して一つの物語を映像作品に収める【デジ […]
東海国立大学機構 名古屋大学(大学院情報学研究科:小川准教授)と株式会社結の樹(住宅型有料老人ホーム結の樹 代表取締役:丸山隼人)は、在学中の大学生が施設入居している高齢者と対話を通して一つの物語を映像作品に収める【デジタル・ストーリーテリング】制作共同企画を開始した。
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▼デジタル・ストーリーテリングとは
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1990年代半ばにアメリカ・カリフォルニア州で誕生し、その後世界中に広がりをみせた市民のメディア実践活動。多くの場合は、映像のプロではない一般の人が
①日常生活をテーマにした身近な経験や想いをものがたり、それを他の参加者たちがアドバイスをしながら関わっていくワークショップ。
②原稿を書いて、ストーリーに関係のある写真や映像をコンピュータ上に並べる
③自らの声でナレーションを入れて、2~3分の映像に編集をし、上映をする活動
当事者の視点から、日常的なできごとや大事な記憶を短い物語にし、写真をスライドショー形式でつないだシンプルな映像は、デジタル時代の俳句(Hertley,2009a)にもたとえられる。
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▼「介護」×「デジタル」×「学生」とは
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今回、東海国立大学機構 名古屋大学大学院情報学研究科の小川准教授が率いる学生プロジェクトチームが、株式会社結の樹が名古屋市天白区にて運営する住宅型有料老人ホーム結の樹天白と協力してこの【デジタル・ストーリーテリング】制作を始めた。
対象者は3名。最大の年齢差はなんと70歳以上!!孫やひ孫と同世代の子供たちに過去の経験した戦争の体験談や、現代とは異なり、食べるものや生活するのがやっとの時代背景を、当事者らが語った。
【デジタル・ストーリーテリング 制作日程】
▼日時
令和2年11月10日(火)13:00~
令和2年11月17日(火)13:00~
令和2年11月24日(火)13:00~完成・上映会
▼場所
愛知県名古屋市天白区梅が丘1-101
名古屋市住宅型有料老人ホーム結の樹天白
今後は残り2回、高齢者との対話機会を設けて、最終日の24日(火)にはその完成したスライドショーを上映する予定である。当事者の身体的な負担を軽減するためにも1回あたりは60分から90分程度。写真や付箋を使い、対話を盛り上げる学生の活躍は必見。
*新型コロナウイルス感染対策の為、取材に関しては人数制限・時間制限を設けさせて頂く場合はあります。予めご了承ください。