世界にたったひとつの色や柄 近江上布の産地、琵琶湖のほとりの機屋「大西新之助商店」。率いるのは、この60年、織物を続けてきた伝統工芸士 大西實。全国20代から70代の幅広い世代にファンを持ち、東京や大阪、福岡などでギャラ […]
世界にたったひとつの色や柄
近江上布の産地、琵琶湖のほとりの機屋「大西新之助商店」。率いるのは、この60年、織物を続けてきた伝統工芸士 大西實。全国20代から70代の幅広い世代にファンを持ち、東京や大阪、福岡などでギャラリーを中心に展示会を開催している。こだわりは、1柄、1反(ひとつの柄、大人ひとり分)しか織らないこと。世界にたったひとつの色や柄に、毎シーズン一期一会の出会いを楽しみにするファンも多い。着尺は「本麻」と「綿麻」で、4月頃から10月頃まで楽しめる着物。普段づかいとして手の届く価格もファン世代を広げている。もちろん、価格だけではなく、国内で紡績された細番手の上質な麻糸が生み出すしなやかな風合い、自宅で洗濯ができる手軽さも後押ししている。そんな「新之助上布」が2019年5月、名古屋初出展が決定。雑誌やウエブを通じてお馴染みの東海地方のファンのみなさんはもちろん、着物や浴衣デビューしたい方に、その風合いを実際に触っていただき、運命の一点に出会っていただけたら。