本展は、鋤田正義のキャリアを本格的に回顧する写真集「SUKITA ETERNITY」(ACC Art Books/玄光社)の世界同時発売を記念して、昨年東京で開催された写真展の名古屋巡回展となります。展示作品は、写真集 […]
本展は、鋤田正義のキャリアを本格的に回顧する写真集「SUKITA ETERNITY」(ACC Art Books/玄光社)の世界同時発売を記念して、昨年東京で開催された写真展の名古屋巡回展となります。展示作品は、写真集「SUKITA ETERNITY」からのセレクションになり、鋤田作品の全体像を明らかにします。被写体の内面を引き出したファインアート系ポートレート写真にとどまらず、その多彩な作品の作家性の再評価が始まるきっかけとなることでしょう。なお、鋤田の名古屋での写真展は4年ぶりの開催となります。2018年に名古屋で開催された“BOWIE : FACES”展は、会期の間、連日多く方にご来場いただき、伏見の電気文化会館で実施されたトークイベントも盛況で成功裏に終わりました。
鋤田正義/Masayoshi Sukita (1938-) 経歴
1938年福岡県直方市生まれ。ボウイ、イギー・ポップ、YMOといった世界的アーティストの撮影をはじめ、ドキュメンタリーからファッション、広告、映画、音楽まで幅広く活動。ボウイ写真展は、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、アメリカ、オーストラリア等の海外でも実施。特にイタリアでの鋤田の人気は高く、サレルノ(2020年)、パレルモ(2020-2021年)などで⼤規模な美術館展が企画される。日本では2018年に「鋤田正義写真展 ただいま。」を生まれ故郷の直方谷尾美術館で開催。この年、鋤田の軌跡をたどるドキュメンタリー映画「SUKITA」(刻まれたアーティストたちの⼀瞬)が公開される。2021年、コロナ禍の影響により会期途中で閉幕となった「時間~TIME BOWIE×KYOTO× SUKITAリターンズ 鋤田正義写真展」は、美術館「えき」KYOTOで開催中(2022年7月24日まで)。
┃展示内容
写真集「SUKITA ETERNITY」に収録された、デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、マーク・ボラン、YMO、忌野清志郎などの代表的ポートレート作品、キャリアを通して撮影してきた風景、ストリートなどのパーソナル作品など合計約20点が展示予定です。また、写真集特装版の現物も紹介します。付属する3点のプリント作品の現物も名古屋において初めて展示いたします。その1枚は、カラー作品の名作デヴィッド・ボウイ”Hope of dawn”です。
┃開催日程
■開催日時:2022年8月6日(土)〜14日(日)9:00—19:00(日曜・祝日/12:00-19:00)
※8月6日(土)は9:00—18:00、8月14日(日)は9:00—17:00
■開催場所:納屋橋 髙山額縁店2F 〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南一丁目1-17
主催:「SUKITA ETERNITY」名古屋実行委員会 岡田新吾 船橋浩三 近藤マリコ
協賛:Balboa Studio by サイトウホーム株式会社 株式会社マグネティックフィールド
展示協力: 納屋橋 髙山額縁店