建設業・プラント業を中心に全国で2,000名以上のエンジニア人材派遣を手掛ける株式会社コプロ・エンジニアード(代表取締役社長:清川甲介、本社:名古屋市、以下「当社」)は、当社に所属する全国の建設エンジニアを対象に2022 […]
建設業・プラント業を中心に全国で2,000名以上のエンジニア人材派遣を手掛ける株式会社コプロ・エンジニアード(代表取締役社長:清川甲介、本社:名古屋市、以下「当社」)は、当社に所属する全国の建設エンジニアを対象に2022年1月24日から2月10日までにWebアンケート調査を実施し、男女478名から回答を得ました。新型コロナウイルスの感染拡大により2021年に「働き方に影響があった」と回答したエンジニアは60.9%で、2020年の51.3%から9.6ポイント増加しました。また、施工管理者に新型コロナウイルスの感染拡大が工事に与えた影響を尋ねると、最も多い回答は「資材の入手が困難になった」が38.9%で、昨年より12.4ポイント増加しました。一方、「予定されていた工事の延期」や「工事の進捗の遅れ」などの影響は前年より減少しました。
●新型コロナウイルスの感染拡大による工事への影響 2020年と2021年の比較
「資材の入手が困難になった」が昨年より12.4ポイント増加。
「予定されていた工事の延期」や「工事の進捗の遅れ」などの影響は昨年より減少。
施工管理者を対象に新型コロナウイルスによる工事への影響を尋ねた(次頁参照)。この結果について、2021年と2020年(2021年1月調査)を比較すると、2021年に大きく増えたのは、「資材の入手が困難になった」 12.4ポイント増加。大きく減ったのは、「予定されていた工事の延期(起工の遅れ)」11.5ポイント減少、「工事の進捗の遅れ」9.3ポイント減少、「現場の一時的な封鎖(休業)」8.0ポイント減少。
【考察】
2021年はコロナ禍で世界的なサプライチェーンの停滞が見られたため、資材が不足する現場が多く「資材の入手が困難になった」の回答が増えたと考えられる。一方、2021年は前年に比べて感染対策が充実・徹底されたこと、感染拡大の影響を最小限に抑える工夫が各現場でとられたことなどにより、工事の進捗の遅れなどの影響が少なくなったと考えられる。
●新型コロナウイルスの感染拡大による工事への影響 「資材の入手困難」が38.9%
施工管理者を対象に、昨年1年間(2021年1月から12月の間)に、新型コロナウイルスの感染拡大が工事に与えた影響を尋ねたところ、多く挙げられた回答は、「資材の入手が困難になった」38.9%、「工事の進捗の遅れ」32.0%、「感染防止対策が工事関係者に負担をかける」27.7%、「現場でコミュニケーションをとりにくい」27.4%、「予定されていた工事の延期(起工の遅れ)」20.8%。
●新型コロナウイルスの感染拡大による2021年の働き方等への影響
「働き方に影響があった」と回答した人は60.9%。前年から9.6ポイント増加。
当社の派遣エンジニア(施工管理者、CADオペレーターなど)の中で、新型コロナウイルス感染拡大により、2021年に「働き方に影響があった」と回答した人は60.9%。2020年の影響(2021年1月調査)から9.6ポイント増えた。
働き方等への何らかの影響があった人のうち多く挙げられた回答は、「PCR検査または抗体検査を受けた」29.9%、「オンラインで打合せをした」23.4%、「在宅勤務をした」22.2%、「一時的な出勤停止をした」13.2%。
●施工管理者が新型コロナウイルスの感染拡大で2021年に苦労したこと
施工管理者を対象に、新型コロナウイルスの感染拡大で2021年に苦労したことを自由回答で尋ねたところ、「自身の感染への不安」、「コミュニケーションの困難」、「マスク着用の負担(特に夏場の熱中症のリスク増加)」、「健康管理などの負担の増加」、「工事の遅延・資材調達の遅延」などの回答が挙げられました。主な回答を紹介します。
<感染への不安>
· もし、自分がコロナに感染したら、現場の工事が中止になり、工期の遅れが発生してしまう。また、濃厚接触者など、発注者、お客様、業務者など多方面に迷惑をを掛けてしまうのではないか。そのことから、自分は派遣なので、仕事がクビにならない様にと、凄くプレッシャーになりました。
· 感染に怯えながら勤務する毎日が苦痛だった。既往症の有無や、解釈の仕方の違い、家族の状況の違い等で、多くの人とコロナに対する危機感の度合いの相違を感じた。
<コミュニケーションの困難>
· 直接打ち合わせが出来無い
· 作業員との対応と打ち合わせについて、距離を取らなかければいけなくてそうゆう意味で難しくなっていました。
· マスク着用が義務付けられているため声がこもり相手にうまく言葉が伝わりにくい。遠くから声をかけなければならず、コミュニケーションが取りづらい
· パーテーションで人が見つけられない。座席表を印刷し壁に貼る、キャビネットの上に置く。
· チームス会議の設定。早めに準備する。換気の為寒い部屋で防寒着を着て作業。
· 在宅ワークで、資料関係が手元になく、すぐに作成できないもどかしさがある
· Web会議がなかなか慣れない。
<マスク着用の負担>
· 現場で暑い中マスクをしなければいけない。
· 工事中でも常にマスクをしていないといけないので熱中症のリスクは上がった
· マスクを必須とする現場が多く。特に夏場は作業員にとって負担となっているが、マスクを徹底させることが大変だった。特に対策は無く、ひたすら声をかけるしか方法が無かった。
· 夏の暑い時期に外仕事でもマスクを着用しなければならず、こまめな水分補給は欠かせませんでした。
· 現場での移動時 マスクの影響で息苦しさを感じる
· 特に作業をされる職人さんは夏場の現場では、長袖長ズボン、ヘルメット、保護眼鏡、安全帯、手袋、その上にマスクの着用はあまりにも暑すぎると熱中症を懸念される方もいました。
<健康管理など負担の増加>
· 体調管理の報告が増えて仕事の業務が増えた
· 現場作業員の健康管理 午前、午後の体調確認
· 職場の中だけでなく、現場で作業を行うすべての人の感染対策をしなければならない難しさを感じた。
· 朝礼時に距離をとったり、マスクの常備、帰省の制限などの対策。
· 現場に掲示が増えたり、消毒薬を置いたり、以前に無いことが増えて、気遣いが多くなった。
· 検温などの体調チェックの負担
· 対応策やチェックシートが多い
· コロナに関する書類作成が増えた
· 新規入場者は過去2週間前の行動履歴を書面にて提出して頂く様になった。
· 県外からの入構者などの抗原検査の対応など、ワクチン2回接種者では抗原検査が不要とあれば、国の方針に合わせての2回接種者でも抗原検査が必要と情報が錯綜して、正しい情報で行うのに苦労がありました。
<工事の遅延・資材調達の遅延>
· 現場が止まった
· 資材(機器)の入手が困難になることがあり、工程が組めずに苦労した。
· 資材調達の遅延、在庫不足 物流の遅延 濃厚接触者認定による人材の不足
· 機器が納期に間に合わず、メーカー変更せざるを得ないことが多々あった。
· 資材が予定通り入手出来ず客先に迷惑を掛けてしまった。
· 作業者が陽性になってしまい、工程の進捗に支障が出て、調整等に苦慮した。
· 工事の遅れにより工程を変更したりしたのが一番大変でした。
· 工期がかなり切羽詰まっている状況になった。濃厚接触者が出たり、予定されていた工事が遅れることがあり、工程を新たに考えること必要があった。
<休暇時の感染予防の対応>
· 私生活には、細心の注意をはかり、外食や帰省を我慢した。
· 休日に人混みの多い場所に行かなくなった。
· 外出を控えたり、自宅に帰らず一人で過ごした。
· 長期休暇でのウイルスにかかっていない事の証明やかかっていた場合のために行動記録を残すこと。
· 帰省するたびにpcr検査が必須項目となった
<コロナ感染・濃厚接触者・自宅待機・在宅勤務>
· コロナになって自宅療養と休みの指示で1ヶ月やすみました
· 濃厚接触者になり、長期間休業した
· 自宅待機が何回かあった。
· 濃厚接触者として、在宅勤務になった。
飲み会や外食が開けない · 飲み会の自粛で懇親やストレス解消が難しい状態にある。
· 外食に行く回数が減った。多数の飲み会には参加しない。
· 送別会も歓迎会も開いてもらってません。新年会も忘年会もない。
【調査概要】
株式会社コプロ・エンジニアードの全国10支店に所属する2000名以上の派遣エンジニアにオンラインでアンケート調査への回答を依頼。調査期間は2022年1月24日から2022年2月10日。
支店:札幌支店、仙台支店、大宮支店、東京支店、横浜支店、金沢支店、名古屋支店、大阪支店、広島支店、福岡支店
【会社概要】
社 名:株式会社コプロ・ホールディングス URL:https://www.copro-h.co.jp/
代表者:代表取締役社長 清川 甲介
本 社:〒450-6425 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12大名古屋ビルヂング25F
従業員数:2,280名(2021年3月末時点/グループ全体正社員・派遣社員含む)
上場市場:東京証券取引所市場第一部・名古屋証券取引所市場第一部
TEL:052-589-3066 FAX:052-589-3067
(主要事業子会社:株式会社コプロ・エンジニアード URL:https://www.copro-e.co.jp/)
【お問い合わせ先】
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総務部 磯部、池口
〒450-6425 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28-12 大名古屋ビルヂング25階
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