中日本航空専門学校(以下「本校」)は、「岐阜県職業能力開発協会マイステーションぎふ」から、厚生労働省認定「ものづくりマイスター」(電子機器組み立て作業)村瀬隆雄氏の派遣を受け入れて、航空整備科電子コースの2年生12人が、 […]
中日本航空専門学校(以下「本校」)は、「岐阜県職業能力開発協会マイステーションぎふ」から、厚生労働省認定「ものづくりマイスター」(電子機器組み立て作業)村瀬隆雄氏の派遣を受け入れて、航空整備科電子コースの2年生12人が、2月15日(月)から19日(金)の12:50~16:00に実技指導を受講します。本校生徒にとっては、経験豊富な「ものづくりマイスター」の指導により、実践的な実技のみならず、ものづくりに求められる姿勢や考え方についても学ぶことができる貴重な機会となります。
今回の実技指導の内容は、シャーシ、プリント基板、IC、トランジスタなどの部品を、プリント基板にはんだ付けして、配線・側線などを施す作業。対象生徒は来年度、国家資格「技能検定 電子機器組み立て3級」の受験を目指しており、それには電子機器を実際に組み立てる実技試験も含まれます。今回の技術指導はこの技能検定の合格を目指して行うものです。
本校生徒は、ものづくりマイスターの豊富な経験を元にした実践的な実技指導のみならず、「製品に対する取扱い」、「生産管理方法」、「職場での5S」、「作業者の心得」など、ものづくりに求められる姿勢や考え方を学ぶことができる貴重な機会となります。
厚生労働省は、若年技能者の人材確保・育成のための事業を進めており、その一環として、熟練技能者を「ものづくりマイスター」として学校に派遣し、若年者に対する実技指導等を行っています。本校は令和元年度から毎年、「ものづくりマイスター」派遣による実技指導を受けています。
【ものづくりマイスター 村瀬隆雄氏の経歴】
川崎重工に47年間勤務し、航空機搭載電子機器の地上試験、ガスタービン機関制御機器の製造とメンテナンスに携わる。国家資格として昭和61年に「電子機器組立て」1級を取得し、岐阜県知事賞を獲得、平成9年に「電子機器組立て」特級取得。平成30年に厚生労働省「モノづくりマイスター」(電子機器組み立て作業)に認定される。
【実技指導計画】
<日時・技術要素>
2月15日(月)12:50~16:00
①今回の講義の目的
②国家技能検定について
③工具の配布と使用方法について
④作業場の安全性について
2月16日(火)12:50~16:00
①「電子機器組み立て」について
②はんだ付けの基礎習得
③実技「部品展開」作業
④実技「電線の処理」
2月17日(水)12:50~16:00
①実技「はんだ付け」作業
・電線の処理とからげ作業
・プリント基板製作、部品整形と取付け
2月18日(木)12:50~16:00
①実技「はんだ付け」作業
・プリント基板製作、プリント基板のはんだ付け
2月19日(金)12:50~16:00
①実技「シャーシー組み立て」作業
②実技「動作確認」
③実技「整形」~「提出」