やっとかめ文化祭実行委員会

プレスリリース

2020年10月26日
Press Release

やっとかめ文化祭2020、”怪談”に関する伝統芸能を名古屋能楽堂などで上演

怪談に関する、狂言・能や日本舞踊を名古屋能楽堂で、浪曲を名東文化小劇場で上演

今年で8回目となる「やっとかめ文化祭」は、名古屋の伝統芸能や歴史・文化に焦点を当て、これらを楽しみ、学び、体験することを通して、その価値に気づいてもらうことを目的としたイベントです。 伝統芸能の舞台上演を行う「芸どころ名 […]

今年で8回目となる「やっとかめ文化祭」は、名古屋の伝統芸能や歴史・文化に焦点を当て、これらを楽しみ、学び、体験することを通して、その価値に気づいてもらうことを目的としたイベントです。

伝統芸能の舞台上演を行う「芸どころ名古屋舞台」のプログラムは、”怪談”に関する狂言・能や日本舞踊を、常設の能楽堂として日本一の規模を誇る名古屋能楽堂で上演。また”怪談”に関する浪曲を名東文化小劇場で上演します。これらの公演はできるだけ多くの方に生の伝統芸能の舞台を体験していただけるよう、料金を一般の公演より安価に設定しています。コロナ対策として、来場者にはマスク着用(2歳未満除く)と入場時に測る体温37.5℃未満を入場の条件とします。会場は通常より定員を減らし、座席の間隔を空け、定期的に換気、消毒液等を入口や受付に設置するなどの配慮をして開催します。

やっとかめ文化祭2020では次の4種類の様々なプログラムを行います。

(1)芸どころまちなか披露
狂言、ストリート歌舞伎、講談、尾張万歳、名古屋甚句などをオンライン配信

(2)芸どころ名古屋舞台
怪談に関する、狂言、能、日本舞踊や浪曲を舞台で上演

(3)まちなか寺子屋
歴史・文化のスポットで、21コースの講演や体験を通して地域の歴史文化を学ぶ

(4)まち歩きなごや
なごや好きのガイドと、39コースの名古屋のまち歩きツアーを体験

本資料では、このうち(2)芸どころ名古屋舞台についてご紹介します。

芸どころ名古屋舞台
詳細URL:https://yattokame.jp/2020/nagoyabutai
怪談に関する狂言・能や日本舞踊を上演します。

1.狂言「犬山伏」・能「安達原 白頭」
日時:2020年11月7日(土)14:00~(開場13:00)
場所:名古屋能楽堂
料金:一般 3,000円/学生 1,500円(全自由席)

2.浪曲「怪談づくし」
日時:2020年11月1日(日)16:00~(開場15:00)
場所:名東文化小劇場
料金:一般 3,000円/学生 1,500円(全自由席)

3.「~日本舞踊で描く古典文学怪異譚~」
日時:2020年11月13日(金)18:30~(開場17:30)
場所:名古屋能楽堂
料金:一般 3,000円/学生 1,500円(全自由席)

1.狂言「蟹山伏」 能「安達原 白頭」

ユーモラスでもあり不気味でもある化け物が登場する狂言「蟹山伏」と、能の中でも屈指の怪談「安達原」を公演します。ともに山伏が活躍する演目です。

日時:2020年11月7日(土) 14:00(開場13:00)
場所:名古屋能楽堂
料金:一般 3,000円/学生 1,500円(全自由席)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
Pコード: 502-858
解説:イヤホンガイド(日本語/英語)を無料貸し出し
チケット申し込み:
https://yattokame.jp/2020/nagoyabutai/410.html

 ■狂言「蟹山伏」
シテ:佐藤友彦
山伏が大峰葛城山(奈良県)での修行を終え、強力ごうりき(従者)を伴って故郷の羽黒山(山形県)へ帰ります。山道を進んでいくと、にわかに天気が悪くなり、雷が鳴り響く中、化け物が現れます。それは、なんとカニの精。山伏は祈祷で解決しようとしますが・・・・・。

 ■能「安達原 白頭」
シテ:久田勘鷗(観世流)
熊野の山伏・祐慶の一行が、回国修行の途中、鬼が住むと伝えられる奥州安達原(現在の福島県安達郡)に至ります。日が暮れ困り果てた一行はようやく一軒家を見つけ、一人暮らしの女に宿を請います。気の毒に思い受け入れた女は、糸紡ぎの歌にのせて寂しさを嘆くのでした。
秋の夜は寒く、女は祐慶たちのために火を焚こうと、山へ薪を採りに行きます。留守の間、決して寝室の中を見ないと、かたく約束しましたが・・・・・・。一行が寝室をのぞくと、そこには山と積み上げられた人の死骸が。慌てて逃げる祐慶たちと、怒って追いかける鬼女。すんでのところで祐慶たちは、仏神に祈り難を逃れたのでした。ほんとうに怖いのは、人食いの鬼女か、それとも約束を破った山伏たちか。見るなと言われると、よけい見たくなる人の性質も恐ろしいものです。能の中でも屈指の怪談「安達原」を、神秘的な「白頭」の演出で行います。本演目は「ろうそく能」として上演します。

<やっとかめ文化祭 特別協賛事業>
名古屋能楽堂企画展『安達原』と深まる秋 展

今回のやっとかめ文化祭で上演される「安達原」にちなんだ能装束や能面などを展示。
会期:2020年9月24日(木)〜11月18日(水) 9:00〜17:00
(最終日は15:00まで)
場所:名古屋能楽堂 展示室
企画:名古屋能楽堂

2.日本の話芸「怪談づくし」

怪談噺や怪談から派生した浪曲、クールな日本の話芸を上演します。

日時:2020年11月1日(日) 16:00(開場15:00)
場所:名東文化小劇場
料金:一般 3,000円/学生 1,500円(全自由席)※未就学児の入場はご遠慮ください。
Pコード: 502-856 チケット申し込み:
https://yattokame.jp/2020/nagoyabutai/404.html
出演:登龍亭幸福、春野恵子、芳燈れい、隅田川馬石 ※出演順

 

3.~日本舞踊で描く 古典文学怪異譚~

東区の徳川美術館に所蔵される国宝「源氏物語絵巻」にちなみ、源氏物語から光源氏の恋人に嫉妬し生霊となる六条御息所を描いた「葵上」と、同じく日本古典文学の名作平家物語に登場する頼光四天王の筆頭にして光源氏の実在のモデルとされる源融の子孫、渡辺綱を主人公とした「戻橋」および「綱館」を題材とした日本舞踊を、能舞台にて上演します。

日時:2020年11月13日(金) 18:30(開場17:30)
場所:名古屋能楽堂
料金:一般 3,000円/学生 1,500円(全自由席)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
Pコード: 502-861

 演目・出演
・長唄「葵上」
六条御息所:花柳朱実
・常磐津「戻橋」
渡辺綱:工藤倉鍵
扇折小百合(実ハ鬼女):工藤寿々弥
・長唄「綱館」
叔母(実ハ茨木童子):西川千雅
渡辺綱:西川章之人
チケット申し込み:
https://yattokame.jp/2020/nagoyabutai/374.html

■注意事項
新型コロナウイルス感染拡大の状況等により、日程、会場、講師等が中止・変更となる場合がありますので、予めご了承ください。最新情報は、事務局へ確認いただくか、ニュース一覧をご覧ください。

■主催者概要
主  催:やっとかめ文化祭実行委員会
構成団体:名古屋市(文化振興室、観光推進課、歴史まちづくり推進室、文化財保護室)、(公財)名古屋市文化振興事業団、(公財)名古屋観光コンベンションビューロー、(公財)名古屋まちづくり公社、中日新聞社、名古屋観光ブランド協会、特定非営利活動法人大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク
後  援:名古屋商工会議所、中部経済連合会、中部経済同友会(予定)
助  成:文化庁、一般財団法人地域創造
協  力:名古屋三曲連盟、名古屋邦楽協会、名古屋日本舞踊協会、(公社)能楽協会 名古屋支部、名古屋鉄道株式会社(予定)、名古屋市交通局、会場を貸してくださいました施設の皆さま
企  画:ディレクター:近藤マリコ、高橋佳介、西川千雅
サブディレクター:加藤幹泰
コーディネート:古川博、亀田久治、井田富士蔵
デザイン:森葉月、城里奈、榎本紀久
ウェブデザイン:石垣嘉洋
U R L:https://yattokame.jp/2020

連 絡 先
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