株式会社コプロ・ホールディングス

プレスリリース

2022年3月23日
Press Release

女性建設エンジニアの77.6%が「現在の職場は女性が働きやすい」、コプロ・エンジニアードが全国の建設エンジニア478名にアンケート調査

女性の働きやすさについて、女性のリアルな声や様々な意見・アイデアも集まる

建設業・プラント業を中心にエンジニア人材派遣を手掛ける株式会社コプロ・エンジニアード(代表取締役社長:清川甲介、本社:名古屋市、以下「当社」)は、当社に所属する全国の建設エンジニアを対象に2022年1月24日から2月10 […]

建設業・プラント業を中心にエンジニア人材派遣を手掛ける株式会社コプロ・エンジニアード(代表取締役社長:清川甲介、本社:名古屋市、以下「当社」)は、当社に所属する全国の建設エンジニアを対象に2022年1月24日から2月10日までにWebアンケート調査を実施し、男女478名から回答を得ました。その結果、全体では61.7%、女性だけでは77.6%が、現在の職場は“女性にとって働きやすい”と回答しました。建設業界で女性が働きやすくするにはどうすればよいか、との問いには、「男女別の更衣室・トイレなどの整備」、「女性技術者を増やす」、「働く人の意識を変える・偏見やハラスメントを無くす」が上位に挙げられました。また、自由回答により、女性の働きやすさについて、女性のリアルな声や様々な意見やアイデアも集まりました。

 

 

<サマリー>
●職場の女性にとっての働きやすさ:全体では61.7%が、女性は77.6%が“働きやすい”と回答
●現在の職場で“女性が働きやすい”と答えた理由:「トイレ・更衣室など設備が充実」64.8%、「職場が比較的きれい・衛生的」61.8%、「女性が複数人いる・女性も活躍できる職場の雰囲気」52.1%。
●現在の職場で“女性が働きにくい”と答えた理由:「女性が少ない・男性中心の職場の雰囲気」74.3%、「更衣室・トイレなどの設備が未整備」43.1%、「危険・きつい仕事がある」40.7%。
●職場の働きやすい理由/働きにくい理由について女性のリアルな声(自由回答の抜粋)
●建設業界で女性が働きやすくするには:「男女別の更衣室・トイレなどの整備」(54.1%)、「女性技術者を増やす」(46.8%)、「働く人の意識を変える・偏見やハラスメントを無くす」(44.6%)。
●建設現場で女性がもっと働きやすくするための意見やアイデア(自由回答の抜粋)

 

 

●女性にとっての働きやすさ:全体では61.7%が、女性は77.6%が“働きやすい”と回答
現在の職場は女性が働きやすいかを訪ねたところ、”女性が働きやすい”(「働きやすい」と「どちらかといえば働きやすい」の合計)と答えた割合は、男女では61.7%、女性だけでは77.6%。

 

男性より女性の方が“女性が働きやすい”と回答した割合が高い理由は、当社の女性エンジニアは、女性が働きやすい環境が整っている傾向がある大手ゼネコンの職場に配属されるケースが多いためだと考えられる。女性の職種別で”女性が働きやすい”と答えた割合は、建設現場が中心の「施工管理者」は74.5%、デスクワークが中心の「CADオペレーター」は80.8、「その他」は75.6%。

 

●現在の職場で“女性が働きやすい”と答えた理由
現在の職場で”女性が働きやすい”(「働きやすい」と「どちらかといえば働きやすい」の合計)と回答した人に、その理由を尋ねた。多く挙げられた回答は「トイレ・更衣室など設備が充実している」64.8%、次いで「職場が比較的きれい・衛生的に保たれている」61.8%、「女性が複数人いる・女性も活躍できる職場の雰囲気がある」52.1%。

 

●現在の職場で“女性が働きにくい”と答えた理由
現在の職場で“女性が働きにくい”(「働きにくい」と「どちらかといえば働きにくい」の合計)と回答した人に、その理由を尋ねた。多く挙げられた回答は、「女性が少ない・男性中心の職場の雰囲気」74.3%、「女性専用の更衣室・トイレなどの設備が未整備」43.1%、「危険が伴う仕事・体力的にきつい仕事がある」40.7%。

 

●職場の働きやすい理由/働きにくい理由について女性のリアルな声(一部抜粋)
現在の職場が女性にとって”働きやすい”または”働きにくい”と答えた理由について、自由回答から、次のようなリアルな声が挙げられた。

 

<”働きやすい”理由>
・おしゃべりが多くても何も言われない
・自分の他に女がいないため、女特有のめんどくさい人間関係がない事

 

<”働きにくい”理由>
・休み明けに「大丈夫?」という言葉とともに理由などを聞かれたりしますが、「生理でした」とかは言えないのでちょっと心苦しいです。ホルモンバランスで頭痛が起きやすいなどがありますが、そこについても上手く伝えられないので、心配してくれるのはありがたいのですが、あまりきかないでほしいなと思います。
・女性同士の不仲
・作業着の色が上下淡いものが多く、生血で汚れたとき目立つ
・休みが多かったり、出勤時間が他の人より遅いことによる偏見
・年配者からセクハラ、セクハラ行為という認識がない

 

 

●建設業界で女性が働きやすくするには
「建設業界で女性が働きやすくするにはどうすればよいか」を尋ねた。多く挙げられた回答は、「男女別の更衣室・トイレなどの整備」(54.1%)、「女性技術者を増やす」(46.8%)、「働く人の意識を変える・偏見やハラスメントを無くす」(44.6%)。

 

●建設現場で女性がもっと働きやすくするための意見やアイデア(一部抜粋)
「建設現場で女性がもっと働きやすくするためにどうすればよいか」を自由回答で尋ねたところ、次のような意見やアイデアが挙げられた。代表的な自由回答を抜粋する。

 

【考察】
「意識改革の必要性」に関する意見が目立った。建設業界では長く男性中心の職場環境が続いていたため、男性中心の意識が根強く残っており、女性の働きやすさにとってネックとなっている。この「意識改革」は建設業全体として取り組むべき課題と言える。他にも「相談しやすい体制」や「服装・装備」、「女性チームによる改善活動」など、参考になる意見が挙げられた。

 

<働きやすさ”は全員のため>
· 女性が働きやすい職場は、男性もその他の性的少数者も働きやすい職場だと思います。

<意識改革の必要性>
· 建設業界の休日の少なさ、昭和のような長時間労働の美徳化が気になる。
· いまだに、パワハラ セクハラに対しての意識が男女共にある。自分より低い?身分に対して、威圧的だったりバカにしたり。
· 仕事のやり方や内容をきちんと教えない、質問は受け付けないと言った事が多く、質問をすると「こんなことも解らないの?」という言動される所が多い。
· 派遣社員という立場が軽く見られている事にプラスして建築業=男性社会という考えの方が多い職場で、女性だからと言った差別も重なり、孤独感や差別を感じる。
· 仕事の教え方の丁寧さ 職人さんの言葉遣いなどの改善。

<相談しやすい体制づくり>
· 現場に男性しかいないのはいいが、何か相談したいときに相談出来る女性事務員さんの連絡先等を周知しておくなど、配慮があると嬉しい。

<女性を想定した服装・装備の用意>
· 作業服やヘルメット、安全帯などの普段使用するものが男性の想定しかされていないようにも感じる。女性の意見が入ればありがたい。

<ステップアップの見える化>
· どんな仕事があり、どのようにステップアップしていけるのか、具体的に見えると女性も働きやすい。

<人間関係の指摘>
· 女特有のめんどくさい人間関係を無くすこと

<転勤や出張への対応の必要性>
· 転勤や出張が多く長くあるので、それに対応できるのか?子供がいる方は、転勤や出張が難しいのではないか?

<女性チームによる改善活動>
· 女性だけのチームで、実際に建設現場で働き問題点を洗い出して、職場環境改善を実施する。

 

【調査概要】
株式会社コプロ・エンジニアードの全国10支店に所属する2000名以上の派遣エンジニアにオンラインでアンケート調査への回答を依頼。調査期間は2022年1月24日から2022年2月10日。
支店:札幌支店、仙台支店、大宮支店、東京支店、横浜支店、金沢支店、名古屋支店、大阪支店、広島支店、福岡支店

 

 

【会社概要】
社 名:株式会社コプロ・ホールディングス
URL:https://www.copro-h.co.jp/
代表者:代表取締役社長 清川 甲介
本 社:〒450-6425 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12大名古屋ビルヂング25F
従業員数:2,280名(2021年3月末時点/グループ全体正社員・派遣社員含む)
上場市場:東京証券取引所市場第一部・名古屋証券取引所市場第一部
TEL:052-589-3066  FAX:052-589-3067
(主要事業子会社:株式会社コプロ・エンジニアード URL:https://www.copro-e.co.jp/