株式会社コプロ・ホールディングス

プレスリリース

2020年7月1日
Press Release

派遣エンジニアの在籍者数は1年間で約25%増加、定着率は約75%、稼働率は約98%と高水準を維持

「派遣エンジニア・ファースト」の派遣後フォロー、教育研修、帰属意識向上施策が奏功

建設業・プラント業を中心にエンジニア人材派遣を手掛ける株式会社コプロ・エンジニアード(以下「当社」)は、派遣エンジニアの在籍者数が今年(2020年3月末)は1,984人と昨年比約25%増加。その一方で、定着率※は約75% […]

建設業・プラント業を中心にエンジニア人材派遣を手掛ける株式会社コプロ・エンジニアード(以下「当社」)は、派遣エンジニアの在籍者数が今年(2020年3月末)は1,984人と昨年比約25%増加。その一方で、定着率※は約75%、稼働率は98%と、昨年と同様の高水準を維持しています。これらは大手競合社と比べても高い水準です。当社の定着率が高い要因としては、派遣後のフォローの強化、教育研修の充実、当社への帰属意識を高める各種施策の実施、社内施策と連動した独自の福利厚生の導入など、「派遣エンジニア・ファースト」の取り組みが挙げられます。当社は今後もこのような取り組みを強化し、2023年には定着率82.0%の達成を目指します。

 

※定着率:各期末時点の在籍人数÷(1年前在籍人数+1年間の採用数)×100
なお、大手競合社は決算期が異なるため、同社の発表をもとに弊社が算出。

 

●当社の派遣エンジニアの在籍者数の推移

当社は全国の拠点で経験者・未経験者の派遣エンジニアの採用を増やしており、派遣エンジニアの在籍者数は昨年(2019年3月末)の1,591人から、今年(2020年3月末)は1,984人へと1年間で393人、約25%増加しました。

 

●当社の定着率が高い要因「派遣エンジニア・ファースト」の取り組み

当社は派遣エンジニアへの教育訓練により派遣エンジニア一人ひとりのキャリアアップを図り、高単価を実現しています。また、派遣エンジニアへの毎月1回の訪問面談をするなど手厚いフォローをしたり、当社への帰属意識を高めるための様々な施策を行うなど、「派遣エンジニア・ファースト」の取り組みによって、定着率のアップを追求しています。

 

 

① 教育研修施設「監督のタネ」で未経験者から経験者まで少人数で教育

当社は、エンジニアが建設の基本について学ぶ「監督のタネ」という専門の研修施設を東京、千葉、名古屋、大阪の4か所で運営しており、専門の講師が独自カリキュラムで教育を行います。競合他社の研修施設は、100人程度の集合研修で行うところが多く見受けられますが、当社は10人以下の少人数教育で、受講者が理解するまで説明・確認を徹底することができます。未経験の方やブランクのある方から熟練エンジニアまで、希望や習熟度に合わせてサポートをしています。

施工管理未経験者向けの講座では、全5日間で建設業界に関する知識、施工管理の知識・スキル、安全管理の知識を基礎から教えています。施工管理者として重要な「コミュニケーション」についても、ワークショップを交えながら、施工管理者に求められる言葉遣いや立居振る舞い等を教えています。

経験のある派遣エンジニアに対しては、CAD講習などが受講でき知識やスキルが学べるプログラムも用意しています。これらの1回の講義は2日間で、1名の講師に対して2名~4名の少人数制で行っています。

 

②派遣エンジニアへの定期訪問面談によるフォロー

2019年4月に派遣エンジニアのアフターフォローを専門に行うトラスト部門を設置しました。トラスト部門の社員は、全国の支店に在籍する約2000名の派遣エンジニアのもとに毎月訪問し、顔を合わせて次の内容について面談します。

・職場環境の悩み、長時間労働の是正、健康診断受診の促進、労災対応(必要な場合は、クライアントと相談・連携して改善に向けて取り組みます。)

・キャリアアップ、資格取得、次の派遣先

・現場での人間関係の悩みや当社への要望、家族等のプライベートの内容まで

トラスト部門の社員の中には、元派遣エンジニアとして働いていた社員も在籍しています。派遣エンジニアからの信頼も厚く、派遣エンジニアの経験があるからこそわかる不安感や会社の課題を社内に共有し、対策を立てています。

 

 

③派遣エンジニア全員にスマートフォンを貸与

当社は人材派遣会社としては珍しく、派遣エンジニア全員へスマートフォンを貸与しています。従来は紙やFAX等で勤怠管理がなされていましたが、ワンクリックでできるスマートフォン上の勤怠管理システムを活用することで、派遣エンジニアの労働時間情報がリアルタイムで蓄積されます。必要に応じて早期に長時間労働是正の働きかけが可能になり、働き方改革を推進します。スマートフォン上でできる機能は今後も追加していく予定で、当社で働く上での満足度・帰属意識の向上と離職防止につなげます。

 

④社内報とアプリで会社の方向性を共有

別々の建設現場で作業をしていて、顔を合わせる機会がほとんどない派遣エンジニア同士、また派遣エンジニアと営業・事務社員をつなぎ、エンゲージメントの向上やモチベーションアップを目的として、「はじめの一報」という社内報を年に3回発行しています。

「はじめの一報」では毎号30名以上の派遣エンジニアを紹介しており、主な内容は、管理社員と派遣エンジニアの対談、「ありがとう」メッセージリレー、様々なテーマでの派遣エンジニアの紹介、労災対策の情報、現場で役立つ各々のマストアイテム紹介などです。「はじめの一報」は派遣エンジニアの仕事の励みになればという思いから作られています。

オリジナルのスマホアプリ「BEST TEAM」は、派遣エンジニアも含む全社員が、より会社のことを深く理解し、会社が目指す方向を共有し、帰属意識や社員同士の一体感を高めることを目的としたアプリケーションです。企業理念や会社からのお知らせ、社長や役員が更新するブログや全国の支店紹介、各現場で活躍する派遣エンジニアを紹介しています。

 

⑤独自の福利厚生サービスを社内施策と連動させて帰属意識の強化・離職防止を図る

当社は所属する派遣エンジニア約2000人を含む独自の福利厚生サービス「コプロマイレージ倶楽部」を2020年4月から開始しました。派遣エンジニアは、勤続年数に応じて、マイルが貯まります。貯まったマイルはAmazonギフト券に交換することができます。これにより、福利厚生サービスを社内施策と連動させることができ、派遣エンジニアの帰属意識の強化や離職防止につなげることを目的としています。マイルが貯まる条件については、今後も検討して追加する予定です。