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プレスリリース

2019年5月14日
Press Release

自殺は、遺された多くの身近な人に心の傷を与え、人生も変えてしまう、自殺で遺された人の声を代弁するバンドマン ロックバンド「ロゼ・スタイル」ギタリスト 長谷川シン

わが国の自殺者数は年間約2万人。近年は減少傾向ですが、若者の自殺者数は減っていません。あまり知られていませんが、自殺は家族以外にも、恋人、クラスメイト、同僚など、遺された多くの身近な人たちを嘆き悲しませ、心の傷を与え、人 […]

わが国の自殺者数は年間約2万人。近年は減少傾向ですが、若者の自殺者数は減っていません。あまり知られていませんが、自殺は家族以外にも、恋人、クラスメイト、同僚など、遺された多くの身近な人たちを嘆き悲しませ、心の傷を与え、人生も変えてしまいます。遺族や遺された人たちは、世間からの誹謗中傷や無神経な言葉・態度により傷つけられることもあります。 2007年に掛け替えのないバンドメンバーを自殺によって失った長谷川シンは、昨年、メンバーの死による苦悩や日々の葛藤などを綴った書籍『路地裏の劣等感』(星雲社)を上梓。トークセッションなどで自殺によって遺された人の声を代弁するメッセージを発信しています。

長谷川シン 2018年11月23日 『路地裏の劣等感』出版記念トークセッションにて

 

<長谷川シンは「自殺」をテーマにした取材や講演に協力させていただきます>

・メディアによる自殺に関する取材、インタビューやコメント

・自殺に関する講演会やトークセッション などの機会がありましたらご相談ください。

 

<長谷川シンは自殺で身近な人を失った一人として、次のようなメッセージを発信しています>

・自殺によって家族以外にも、恋人、クラスメイト、同僚など多くの身近な人たちが遺される。自殺は、それらの人たちを嘆き悲しませ、心の傷を与え、人生を変えてしまう。

・自殺によって遺された人に、誹謗中傷や無神経な言葉をかける人がいるという現実がある。

・その一方で、気を遣ってくれる人、励ましてくれる人の存在に救われることもあった。

・自殺を考えている人に「死ぬな」、「生きることは素晴らしい」と言っても、通じない。まずは、「あなたが死にたいくらいに何もかもが嫌な、その気持ちがわかる。」と共感することが大事。

・自殺を考えている人には、実体験から、「あなたが死んだら、遺された人がとても困る。家族や恋人や仲間など多くの人が嘆き悲しみ、心に傷を負い、人生が変わってしまう。周りの期待に応えなくてもいい、ただ生きていてほしい。」と伝えたい。

・日本には自殺した人を美化する風潮があるが、それでは自殺したいと思う人が思いとどまらない。自殺によって、遺された多くの人が長年苦しむことになることを多くの人に知ってほしい。

・世間で安易に「自殺防止」「自殺対策」と言われるのには違和感を覚える。自殺者に遺された人の多くは、ある日突然、遺された者となる。予知して防ぐ余地は見当たらない。

・自分は身近な人の自殺で遺された人として、健康で前向きに生き抜き、やりたいことをやって、人生を謳歌したい。そうして、誹謗中傷や無神経な言葉をかけてきた人たちを見返したい。

 

 

●概要

「ロゼ・スタイル」は1996年に名古屋で結成された4人によるロックバンド。2007年には拠点を東京に移し、バンドとしての成功を夢見ていました。その矢先、全国ツアー中にベースのセイが自殺しました。遺された3人のメンバーは、バンド活動の継続が困難になっただけでなく、メンバーの死に対して、世間や周りの人たちから、誹謗中傷や無神経な言葉を浴びせられることを経験し、憔悴しました。その一方で、気を遣ってくれる人、励ましてくれる人の存在に救われることもありました。

遺された3人は、葛藤や悩みを抱えながら、サポートメンバーなどの協力を得て、残りのツアーを完遂。2008年にはフルアルバム「路地裏の劣等感」を発表し、2009年には全国ツアーを行いました。

バンドリーダーでギタリストの長谷川シンは、2018年4月に、長年に渡る波乱万丈のバンドライフ、メンバーの死、日々の葛藤、周囲との親交や軋轢などをバンドマンの視点で綴った『路地裏の劣等感』(星雲社)を上梓しました。以降、長谷川シンは自殺で身近な人を失った一人として、自殺によって遺された人の声を代弁するメッセージを、トークセッションなどで発信しています。

 

『路地裏の劣等感』(星雲社)2018年発売

 

●長谷川シン プロフィール

1977年6月2日生まれ。三重県出身。東京都在住。

中学時代よりロック音楽に傾倒。高校時代に組んだバンドを基に、1996年に「ロゼ・スタイル」を結成。各地へのツアーライブや主催イベントの開催等、バンドとしての勢力拡大を標榜する。

2007年のツアー中にベーシストのセイが急死し、状況が一変。メンバーの死という、この上ない窮地に追い込まれながらも、翌年には新作アルバムCD「路地裏の劣等感」を発表。2009年には全国6か所、9公演によるツアーライブを敢行し、「止らない」意思を表明した。

2018年4月には、長年に渡る起伏に満ちた波乱万丈のバンドライフ、メンバーの死、日々の葛藤、周囲との親交や軋轢などをバンドマンの視点で綴った『路地裏の劣等感』(星雲社)を上梓。

以降、「自殺によって家族以外にも、恋人、クラスメイト、同僚など多くの身近な人たちが遺される。自殺は、それらの人たちに心の傷を与え、人生を変えてしまう。」など、自殺により遺された人の声を代弁するメッセージを、トークセッションなどで発信している。

 

 

●バンド「ロゼ・スタイル」 プロフィール

小細工無しのロックサウンドと直球勝負のステージ、型にはまらない自由な発想による活動や等身大のストレートなメッセージが魅力のロックバンド。

ロゼ・スタイル 「JUNGLE☆LIFE 」2009年3月号より

 

1996年春に名古屋で結成後、メンバーチェンジを繰り返しながら、各種イベント等へ積極的に出演。初期の頃から全国展開を強く意識したスタンスでライヴ活動を開始。通常ライヴ以外にも野外でのゲリラライヴを行う等、型にはまらない独自の活動スタイルで徐々に活動のフィールドを拡げた。1998年、初の正式なデモテープを発表。自主的な販売のみで1000本を突破。

2000年3月27日の中日新聞(名古屋版)の記事「記者ノート ロックにかける」に、ロゼ・スタイルの様々な活動やメンバーの音楽に対する姿勢や生き方、信念にスポットをあてた記事が掲載。インディーズバンドとしては珍しい、一般紙の大きな記事の掲載によって注目を集める。音楽雑誌やテレビ、ラジオなど各種メディアへの露出も徐々に増え、各地でのライヴ展開に重点を置くスタンスを貫き、各地で様々なバンドやアーティストとの共演を経験。

2002年、初のCD音源となる「@HUNDRED」を発表。また主催ライヴイベントを旗揚げ。毎回様々な参加バンドと共に、出演バンドそれぞれが主体となる自由で奔放な発想を盛り込んだライヴイベントを開催。各地からも参加の意志を表明するバンドも生まれた。イベントはのちに、ロゼ・スタイルPresents “COUNT DOWN TO FREEDOM”としてシリーズ化。2004年には同シリーズの模様が、ドキュメントタッチの作品として映像化され、オムニバスライヴビデオとして発表された。

2006年には “10周年”の節目を迎え、ラジオ出演やWEBサイト上などで、「今後もこれまで以上に、さらに勢力を増して活動を展開すること」を改めて宣言。恒例の全国各地へのツアーや主催イベント開催などの公約を実現。

2007年、オムニバスCD「OVER KIDS PARTY vol.2」に参加。しかし、同年夏のツアー中、ベーシストのセイが急死。メンバーの急逝というこの上ないアクシデントに直面しながらも、ロゼ・スタイルとして「残りのツアースケジュールもすべて予定通りに出演する」ことを表明。

公演の延期や振替を一切行わず、スケジュール通りに全ツアー日程を完全走覇することで亡きメンバーに追悼。

2008年、サポートメンバーなどによる様々な協力の元、フルアルバムCD「路地裏の劣等感」を発表。2009年には約2年ぶりとなる全国ツアーを敢行(全国6ケ所、9公演)。あくまでも“現在進行形のバンド”であり続けているということを行動で示し、活動再燃の意志を強調した。

フルアルバムCD「路地裏の劣等感」2008年発売

結成当初からのオフィシャルメッセージでもある、「~Back Streetから愛を込めて ∞ メインストリートへ夢を乗せて~ 」 を掲げ、現在も活動中。