株式会社インフォデザイン

プレスリリース

2016年9月28日
Press Release

5つの用途で避難所の住環境を改善する頑丈な多機能段ボール箱発売。眞照「ミラクルボックス」。

2016年10月から全国の企業・自治体向け

防犯機器・防災用品の製造・販売を手掛ける眞照は、災害時の避難所の実態調査を踏まえ、避難者の住環境の向上に役立つ多機能段ボール箱「ミラクルボックス」を開発しました。 災害時、地域住民は体育館などの避難所での生活を余儀なくさ […]

防犯機器・防災用品の製造・販売を手掛ける眞照は、災害時の避難所の実態調査を踏まえ、避難者の住環境の向上に役立つ多機能段ボール箱「ミラクルボックス」を開発しました。

災害時、地域住民は体育館などの避難所での生活を余儀なくされます。床での生活は、肉体的苦痛だけでなく大きな精神的ストレスも伴います。防犯機器・防災用品の製造・販売を手掛ける眞照(名古屋市中川区)は、災害時の避難所の実態調査を踏まえ、避難者の住環境の向上に役立つ多機能段ボール箱「ミラクルボックス」を開発しました。
4種類のパーツを組み合わせて、テーブル、椅子、ベッド、棚、靴箱の5つの用途に使えます。工具不要で約10分で組み立て可能。箱は813kgの重量に耐えられます(耐圧試験値)。1セット12,000円(税別)。10月から主に全国の自治体や企業向けに販売を開始します。10月16日の「りばーぴあ庄内川2016 with備える!中日サバイバルキャンプ」でも本商品を展示紹介します。

テーブルとイスm

 

ベッド

 

セット内容m

・ミラクルボックスの外箱のサイズは縦48cm×横48cm×高さ47cm。重量は約14kg。(1セットは8箱分)
・セット内容は4種類のパーツ、マジックテープ、布団すべり止めシート、軍手。
・1つの箱は縦45cm×横45cm×高さ35cmになる。
・8箱でベッドが完成。縦180cm、横90cm。親子で寝ても十分な耐久性。
・ひっくり返せば棚として使用できる。
・4箱でテーブル、1箱で椅子。
・外箱を靴箱や物入れとして使用できる仕切り版も付属。

東日本大震災など災害時の避難所の実体を調査・検証し、避難所におけるプライバシー保護と住環境の改善の必要性を認識し、眞照は2014年にプライバシー保護対策として、ダンボールパーテーション「D3(ディースリー)」を発売しました。
避難者は体育館の床の上で食事や睡眠をすることを余儀なくされ、肉体的・精神的な苦痛が伴います。特に足腰が丈夫でない高齢者にとっては大きな苦痛があります。また、避難所には棚などの整理収納設備が無いため、居住スペースには様々な生活用品が混在し、体育館の入り口には履物が散乱します。これらもストレスの原因となります。同様のことは熊本地震の避難所でも再確認されました。
避難所の住環境改善を目指し、眞照は昨年秋からテーブル、椅子、ベッド、棚、靴箱の5種類の家具を段ボールで簡易に組み立てられる商品の開発に着手しました。そしてミラクルボックスが完成しました。

随所に避難所の生活実態を踏まえた工夫が施されています。段ボールは工具不要で組み立てることができ、8箱すべての組み立て所要時間はおよそ10~15分ほどです。パーツには設計図が無くても組み立て方が分かるようアルファベットの目印がついています。箱の上の体重がかかる部分にはクッションとなる段ボールの中敷きが備わっています。ベッドとして使用する際に箱どうしを固定するマジックテープ、布団のずれ落ちを防ぐすべり止めシートも付属しています。ミラクルボックスは、段ボールパーテーション「D3」と合わせて使うことで避難生活を過ごしやすくすることができます。

主に災害時の避難所となる施設を管理する自治体や企業向けに、来年8月末までに3,000セットの販売を計画しており、販売代理店も募集します。眞照はこれまでに自治体、地域団体、小中高校で行われる防災研修や避難訓練等への協力を多数行ってきました。今後は防災意識のボトムアップ、自助から共助へ繋がる災害備蓄の推進を目指し、防災教育の専門家をアドバイザーとして迎え、企業、地域団体等を対象に防災研修を開催する予定です。同時に、ミラクルボックスやD3のように避難所生活に必要な用具の必要性や備蓄についても呼びかける予定です。

≪会社概要≫
会社名:株式会社 眞照
代表者:倉吉光盛
設立:2003年2月4日
資本金:1,000万円
所在地:〒454-0924 愛知県名古屋市中川区打出町中切547
業種:防犯機器、防災用品の製造、販売
電話番号:052-353-0113
FAX番号:052-353-5122
E-mail:info@shinsyo.com